ゲーム初心者。ましてやアクション系・ホラー系は大の苦手。
ましてやアラフィフになった今、瞬発力が必要そうなゲームできるのか?
しかも昔はゲーマーだった私も、ここ30年ぐらいは集中力も続かないし、あまり楽しくも感じず、ちょっとやってはすぐ止めるの繰り返し。
とはいえ、せっかく手に入れたPS4だもん。活用したい。
というわけで、アラフィフでも、ゲームを楽しめるのか、はたまたクリアできるのか、心配にはなりつつも、友人に激烈におすすめされた「The Last Of Us(ラストオブアス)」をプレイしてみました!
決め手はこの一言。
とにかくストーリーがヤバイ。
色々考えさせられるよ。特に2。ゲームでここまで感情揺さぶられたことない。絶対ネタバレ見ないで、ちゃんと1からプレイして。
え? なにそのゲームなのにヘヴィーそうな感じ。怖い。。
だが、むしろそれがいい。
友人からはネタバレ厳禁と言われてプレイしましたが、本記事では思いっきりネタバレしていますので、まだプレイされていない方は、まずはプレイしてくださいね。
The Last Of Us(ラストオブアス)とは
全世界で累計1700万本以上を売り上げ、国内外で数々の賞を獲得したサバイバルアクション。
謎の寄生菌によるパンデミックの発生で全米の人口は激減し、アメリカ合衆国政府は崩壊した……。それから20年。文明の滅んだ世界では、物資をめぐって生存者同士の抗争が絶え間なく続いていた。
闇市場で武器などを売りさばき生計を立てているジョエルは、とある取り引きをきっかけに14歳の少女エリーと行動を共にすることに。旅を通じて、次第に理解し合い信頼関係を築いていく。
Play Station公式サイト より一部抜粋
凶暴化した感染者(俗にいうゾンビ)だけでなく、生存者同士の戦いも続く荒廃した世界で、寄生菌の抗体を持っている少女エリーを、ファイアフライという組織の元へ届ける仕事を請け負った、密輸業者であるジョエルの物語。
The Last Of Us(ラストオブアス)の感想
グラフィックが美しい!
プレイし始めてすぐに、そのグラフィックに度肝を抜かれます。
なにこれ?私の知ってるゲームじゃない!
だって、こんなんですよ!
PS2でストップしている私のゲーム歴。
PS2のムービーの中でそのままプレイしている状況に戸惑いを隠せません。笑
まるで映画を見ているかのよう。そして映画の中の主人公を自分がプレイしているような没頭感。
物語終盤に登場するこのキリンのシーンではストーリーと合間って、ゲームすることを忘れて、ただただ画面をずっと見ていたいと思ってしまうほど。
グラフィックの美しさと、この先待ち受けることを考えると、先に進みたいけど進みたくない、こんな穏やかな時間をもっとエリーと過ごしていたい、そんな感情が渦巻くシーンでした。
ストーリーが素晴らしい!
練りに練られた脚本による、まさに映画そのもの。
ジョエルとエリーが旅を続けていく中で、徐々に距離を縮め、絆が生まれていく過程が本当に丁寧に描かれています。
パンデミック発生直後、警官により娘サラを射殺されてしまったジョエル。娘を守れなかった苦しみからか心を閉ざし、サラのことは心のずっとずっと奥の方に押しやって生きてきた。
そんな時、抗体を持つ少女エリーに出会う。亡くなった娘と同じぐらいの年頃。ジョエルがエリーと行動を共にするのは辛かったに違いない。
でもエリーは人類の希望となるかもしれない存在。
最初、ジョエルはエリーを疎ましく思っていて、ちょっと冷たくあたったりしてるんです。
ジョエルちょっとヒドイなと思うことも何度か。笑
エリーも反発しながら従うみたいな感じで、ぎこちない。
けれど、2人でいろいろな困難を乗り越えていくうちに、お互いがかけがえのない存在になっていきます。
例えば、こんなシーン。
途中で出会ったヘンリーとサムという兄弟とともに行動している時、バスの上に逃げ込んで先に進もうとすると、ハシゴが壊れてジョエルだけ登れなくなってしまいます。
ジョエルが絶体絶命な状況の中、なんとエリーは自らバスから飛び降りて、ジョエルにこう言うんです。
「一緒だから」
エリーーーーーーー!!!!思わず叫びますよ、そりゃ。
エリーが誰よりもジョエルを信頼しているのがわかる名シーン。涙。
さらに一度、ジョエルがエリーを弟に託そうとした時、エリーがジョエルに伝えた言葉。
「あたしの大事な人は全員 あたしを置いてったか 死んだの 全員ね あんた以外は」
もう、全身で、ジョエルと一緒にいたい!一緒にいてほしい!と訴えてるんですよ、あのエリーが。
でもこのあとのジョエルの言葉がひどくて、一瞬ジョエルお前許さん!…となります。笑
「お前は娘じゃないし俺はお前の父親じゃない」
酷すぎる。。ジョエル。。エリーの決死の言葉を。。
わかる。ジョエルはジョエルで、娘を守れなかった過去を背負い、もし今度はエリーを失うことがあったらと、エリーが大事だからこそ怖くて怖くて仕方なかったんだと思う。
わかる。わかるよ。でもエリーの気持ちを思うと、胸が締め付けられるシーンでした(T^T)
が、しかし!エリーの訴えはジョエルの心を動かし、弟のトミーに馬を返すようエリーに伝え、エリーとともに行く覚悟を決めます。
このことで、一気に2人の絆が深まり、明らかに関係性が変わっていくのがわかります。
本当の親子じゃないけれど、それと同じくらい、もしかしたらそれ以上に信頼し合う2人。
過酷な旅は続き、一時ジョエルが生死をさまよう大怪我を負ってしまいます。
たった一人、ジョエルを助けるため必死なエリーの前に現れた男デビッド。
敵か味方か、飄々としていてよくわからないまま物語が進み、明かされる事実。
エリーーーー!逃げてーーーー!!!!
デビッドの仲間は、ジョエルに殺されていた。
パンデミックの世界で、互いに生き延びるために、感染者だけでなく、人間同士での殺戮も日常茶飯事で起きている。まさに北斗の拳の世界。
ジョエルとエリーも、人間に殺されかかってきたし、人間を殺してもきた。ただ生き延びるために。
でも自分の仲間や家族を殺されたとしたら、生き延びるために仕方なかったと納得できるだろうか。。
すっごく難しい問題だけど、ここまでずっとジョエルとエリーと旅してきている私。
2人に感情移入しまくってるし、なんなら自分はジョエルぐらいの気持ちになってる。
となれば、悩んでる暇はない。やっつけるのみ!
14歳でこんな目にあったら、一生トラウマ抱えて生きていくことになるわ、ぐらいの場面が続き、私が下手すぎて、何度もエリーが死んでしまい、私自身も夢に見るぐらいトラウマに。。
そしてもう心が病んでしまうんじゃないかというギリギリのところで、遂にジョエルが!
「エリー!俺だ。かわいそうに。大丈夫、大丈夫だ。」
こんなん泣く。エリー良かったねって。
ジョエルの絶対的な安心感。ありがとうジョエル。
そして、数々の困難を乗り越えて、ついに2人は目的(反政府組織ファイアフライの拠点)に到着します。
でもなんと、ワクチンを作るために抗体を取り出すためには、エリーの命を奪う必要があることが判明。
ここでジョエルはエリーを救うか、ワクチンを諦めるかの2択を迫られます。
秒でエリーを選ぶジョエル。笑。
そりゃそうです。この2人の旅路を見てきた私も、行くぞジョエル!エリーを救うぞ!と、勇んで救出に向かいました。救わない選択肢なんてない。
エリーのためなら鬼にもなるジョエル。
ファイアフライのメンバーたちを容赦なく次々とやっつけて、エリーの元に急ぎます。
そしてついにエリーがいる手術室にたどり着きます。
「諦めろ…我らの未来のための犠牲だ」
頭ではわかっていても、そして実際エリーがそれを望んでいるのがわかっていても、ジョエルは止まりません。医者を殺し、エリーを救い出します。
ここでもしエリーが犠牲になっていたら、ワクチンが開発されて、世界はパンデミックを克服し、何百何万何千万何億の人の命が助かったのかもしれない。。
たった一人、ジョエルの選択で、その希望の未来を奪ってしまった。
でもやはりここまでジョエルやエリーとしてプレイしてきた身としては、未来の命より、そして他の誰の命よりも、エリーに生きていてほしいと願ってしまう。。
正しい選択ではないだろう。
でも、納得のいく選択だった。
そして最後、エリーはジョエルに問う。
ファイアフライには、エリーの他にもたくさん免疫をもっている人が集まっていて、エリーがいなくても大丈夫だったというジョエルの話は本当なのかと。
これ、エリーは信じたのかな?
あえて誓ってと問うからには、疑っているのは間違いないわけで。。
エリーは、何が起きたのか、薄々感づいているんじゃないかと思う。
でもその上で、信じることに決めたんじゃないかと。
ジョエルのエリーに対する想いがわかっているからこそ、ジョエルの想いを尊重することを選んだんじゃないかと。あえて知らないふりをすることがジョエルを想う自分の答えだったんじゃないかと。
最後の最後まで、あっぱれでした。
The Last Of Us(ラストオブアス)のゲームシステム
ブランク空きまくり、そして年齢も重ねて、認識力も低下している私。笑
そもそも、きちんとシステムを理解して戸惑うことなくスムーズにプレイできるのか、一抹の不安がありました。
が、そんな心配も無用!
かなりシンプルで、わかりやすいシステムで、しかも大体必要なタイミングで操作方法を表示してくれるので、ゲーム中戸惑うこともなく、プレイに没頭することができました!
基本のシステム
プレイヤーがやれることは大きく分けて3つです。
それぞれ簡単に説明します。
ジョエルを強化する
道中で手に入るカプセルや薬草?を入手し、必要数に達すると、強化するができるようになります。
強化できるのは、体力の増加や聞き耳の範囲(聞き耳で敵がどこにいるのかを見ることができるようになります)、工作や体力回復の速度など。
私は真っ先に体力を増やしました。笑
武器を強化する
ジョエルの強化と同様、道中で部品が手に入るので、入手した部品数に応じて、各武器を強化することができます。
強化できるのは、リロード速度をあげたり、弾数を増やしたりなど。
攻撃補助の物質を作成する
ストーリーを進めていくと、体力回復キット、火炎瓶や爆弾、煙幕などが使えるようになります。
ハサミやアルコール、火薬、布など、これまた道中で入手できる素材を集めると、この攻撃補助系の物質を作ることができます。
攻撃方法について
敵を攻撃する方法は主に3つ。
武器は何種類もありますが、基本的には同じ操作で使えますし、ステルスもここ!というタイミングでボタンマーク(△)が出てくれる親切設計。ありがたい。
武器やステルスでスマートに進めていきたくても、すぐ敵に気づかれたり、弾を外したりして、結局ひたすら殴って倒す肉弾戦になること多数。
でもジョエルが異常に強いので、ゴリ押しでもなんとかなるのも、下手くそな私としては嬉しいところでした。笑。
ただ、クリッカーやブローターといった感染が進んだものは捕まったら即死なので、緊張感があったのも良かったです。
ステルスで相手を捕まえた後に盾にしたり、ビンかレンガを使って敵を撹乱したり、投げつけて怯ませるというアクションもあったりするので、シンプルでありがながら、攻撃の幅を広げて楽しむこともできる絶妙なバランスでした。
その他のシステムについて
他、以下のような特徴があります。
なので、素材集めがすごく重要で、私は弾や火炎瓶などがなくなって困るのが恐怖で、必死でステルスで倒そうとして、いらぬ苦労をした気が。。笑
The Last Of Us(ラストオブアス)の難易度は?
難易度は、初級・中級・上級・サバイバル・グラウンドの5種類。
ゲームの熟練度によって難易度を変えることができるので、苦手な人も得意な人も満足できるのではないかと思います。
私がプレイしたのは、もちろん初級ですので、初級での体感になります。
正直なところ、かなり死にました。笑
最初のころは、銃の照準を合わせることすらままならず、合わせようとしているうちに撃たれる、クリッカーにすぐ気づかれて即死などなど。
ただ、敵の動きは死んで再開しても基本同じなので、こいつはこう動くからまず後ろから倒して次はあいつを銃で倒しちゃおうなど、攻撃計画を立てることができます。
そのため、何度も死んだとしても、次はこうしようと色々考えてプレイしていくと、なんとかクリアできるようになりますし、むしろあれこれ考えながらやることも楽しめました。だいぶイライラもしましたが。笑
こことかここ。いっぱい死んだなぁ…
ブローター戦では、怖すぎてブローターがどこにいるのかわからなくなるくらい走り回って結局捕まるを繰り返したり。笑。
ちょっと物資を探したりしていると、わりとすぐに次はここへとヒントが出てくれるので、次にどうすれば良いかそんなに迷わないですが、暗い場所や水中を進むところ、時々ヒントが出ず、どこに行けば先に進めるのかわからないところもありました…。
総じて、イージーモードであれば、初心者にも優しく、問題なくクリアできるゲームだと思います!
The Last Of Us(ラストオブアス)まとめ
ゲーム自体が超久しぶり。楽しめるのか不安でしたが、気づけば夢中になってプレイしていました。
感染者は見た目や動きが怖かったりするのですが、何より人間が一番怖い。。
友人の言葉に偽りなし!
まさかゲームをやりながら、こんなに人生について考えさせられるとは。笑
新たな趣味に目覚めさせてくれたこのゲームに感謝したいです。毎日楽しいです。
「The Last of Us」実写化ドラマ、U-NEXTにて独占配信中!
なんとなんと!ラストオブアスが実写化して、現在U-NEXTにて独占配信中です!
ヴィジュアルをチラッとみたところ、エリーのこれじゃない感はありつつ、評価がかなり高いので、これは是非見たい!!
途中が気になって気になって日常生活がままならなくなるので、全話配信されてから、一気に観てみようと思います。楽しみ!
U-NEXTは、31日間無料トライアルがあるので、興味のある方はまずは無料トライアルを試してみるのがオススメです。
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