PS4「The Last of Us Part II(ラストオブアス2)」感想。ただひたすら思いを馳せる【ネタバレ】

PS4

大感動して、ゲーム沼へと引きずり込んでくれた感謝すべき作品「The Last of Us(ラストオブアス)」の続編「The Last of Us Part II(ラストオブアス2)」の感想をお届けします。

大好きなジョエルとエリーに再び会える!と楽しみにしていましたが、賛否両論が渦巻いているという噂の本作。良からぬことが起きませんようにと祈るような気持ちで、でも、前情報は入れないで、ピュアな気持ちでプレイしました!

思いっきりネタバレしての感想ですので、未プレイの方はご注意くだい。

「The Last of Us(ラストオブアス)」の感想はコチラ!

PS4「The Last Of Us(ラストオブアス)」感想。アラフィフ女性でも楽しめるのか?【ネタバレあり】
ゲーム初心者。ましてやアクション系・ホラー系は大の苦手。ましてやアラフィフになった今、瞬発力が必要そうなゲームできるのか? アラフィフでも、ゲームを楽しめるのか、はたまたクリアできるのか、「The Last Of Us(ラストオブアス)」をプレイしてみました! ゲームシステムや難易度なども合わせて簡単にご紹介します。

The Last Of Us Part II(ラストオブアス2)とは

2020年6月19日発売。ノーティードッグ制作のサバイバルアクション。
「Golden Joystick Awards 2020」ゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞

エリーは復讐のために再び旅立つ。その行いがもたらす恐るべき連鎖に心と身体を揺さぶられながら――この旅を見届けろ。

謎の感染爆発によって変わり果てたアメリカを横断した危険な旅路から5年、エリーとジョエルはワイオミング州ジャクソンで暮らしていた。生き残った者たち(生存者たち)によるコミュニティーは順調に発展し、二人は安らぎと落ち着きを取り戻したかのように見えた。もちろん、さまざまな危険は存在する。感染者とそれ以外――惨めな境遇にいる他の生存者たちだ。

そして、あるすさまじい出来事が平和を崩壊させたとき、エリーの無慈悲な旅が再び始まる。裁きを下し、すべてを終わらせるために。ひとり、またひとりと、標的を追い詰めてゆくエリーが見出したのは、自らの行いによって生み出された、心と身体を揺さぶる凄惨な連鎖だった。

Play Station公式サイト より抜粋

The Last Of Us Part II(ラストオブアス2)の感想

いやね、最初から嫌な予感がしてたんです。
ゲーム読み込んでる時に出てくるエリーの顔、↑のトレーラーの顔ですよ。これは相当ヤバイことが起きるなって。

それになぜか冒頭で、エリーでもジョエルでもない誰ですか?な女の人を動かすことになるので、違和感をめっちゃ感じてた。

でもまさかこんなことになるなんて。。もう毎日毎日エリーのことを考えてしまう…

序盤は、うわぁージョエル年取った!エリー大人になった!、ジャクソン(ジョエルとエリー、弟のトミーが住んでいる町)がすごく大きくなって、活気にあふれていて、こんな荒廃した時代でも、人ってたくましく楽しく生きているんだなと感動しっぱなし。

The Last of Us® Part II

エリーは新たな登場人物ディーナに恋してたりして、感慨もひとしお。

一緒にパトロールに出かけて、感染者を倒しつつ、互いの気持ちを確かめ合って恋人同士になったりして、なんだかもう良かったねエリー、幸せになっておくれ!と母心満載の私。

そこへジェシーというディーナの元恋人がジョエルとトミーが行方不明になっていると駆け込んで来ます。何やら雲行きがあやしくなってきたとドキドキの私。。

ジョエルとトミーは、吹雪が激しくなってしまい、戻るに戻れない状況の最中、感染者に襲われている女を助け、その女の仲間がいるというところへ一緒に逃げ込み、吹雪が止むのを待つことにしていました。

隠れ家につき、名前を名乗った途端、空気が一変。

The Last of Us® Part II

もうほんと一変。あ、これヤバイ…と思った瞬間、助けた女にいきなりジョエルが撃たれてしまいます。

悲鳴をあげたよね。ウソでしょ、何やってんだ、この女と。助けてもらったじゃん!
さっきまで一緒に戦ってたじゃん!!なんなの、どういうことなの?と頭は大混乱。

なにやら女はジョエルに相当恨みをもっているよう。ジョエルをゴルフクラブで痛めつけます。ひぃぃぃぃぃ!!

そこへジョエルを探し回っていたエリーが、この隠れ家を発見。ジョエルの元へと駆けつけます。
でも拘束されてしまい、目の前には女にボコボコにされているジョエルが。。

必死に語りかけるエリー。

「ジョエル、何してんの、立ってよ、ねぇジョエル」

「お願い、殺さないで…」

が!、な、なんと!なんと!ジョエルは殺されてしまうのです…。

エリーの目の前で!

あの!ジョエルが!

これ序盤ですよ。まだゲームを初めて少し。序盤も序盤。ウソでしょ。こちとらジョエルとエリーの物語をプレイしたくてやってるんですよ。それがイキナリ、ジョエルが死ぬとか!

いや待って、落ち着いて。
これきっとジョエル実は死んでなくて、瀕死なだけで、きっと復活する。だってジョエルだもん。
ラストオブアスだもん。と心を落ち着かせるも…

あああああ….ほんとに死んでしまってた。。ジョエル死んじゃった。。
エリーの復讐は、ジョエルの復讐だったんだ。。マジか。。
まさかゲームをやっててこんな落ち込むことになるとは考えもしなかった。

復讐に旅立つ前に、エリーがジョエルの部屋で時計を見つけた時には、もうね、号泣。
信じたくない。けど、信じるしかない。となれば、復讐あるのみ!あの女をやっつけてやる!!
熱い思いが湧き上がります。さぁ行くぞ!エリー!

その女は、シアトルにあるWLFという組織に属しているらしいという情報をたよりに、シアトルに向かうエリーとディーナ。

The Last of Us® Part II
The Last of Us® Part II

ディーナが一緒に来てくれたのがほんとに心強かった。ディーナのポジティブさや優しさがなかったら、エリーは壊れてしまっていたかもしれない。

立ち寄った楽器屋で見つけたギターでは、エリーが「Take On Me」を歌う。
もう永遠に見ていられる。ジョエルが教えてくれたギター。エリーにとっては、ジョエルとの思い出がつまった時間なんだよなー。泣ける。

The Last of Us® Part II

各地で入手する情報を元に、着実に歩みを進めるディーナとエリー。劇場についたところで、なんとディーナが妊娠していることが判明。

おいおい。もうこれ以上エリーを苦しめないであげて。。なんで黙ってたんだと口論になる2人。
でも、ちゃんと謝れるのがエリーのすごいところ。これ1から一貫してる。言いたいこともちゃんと伝えるし、悪いと思ったらちゃんと謝る。出来そうでなかなか出来ないことだと思う。

ちなみに、この道中の合間に、エリーとジョエルが、エリーの誕生日に過ごしたシーンがあります。
恐竜や宇宙が大好きなエリーに用意したジョエルのプレゼント。もうね、最高すぎるの。
エリーもジョエルも幸せそうで、しかも1では泳げなかったエリーが泳げるの!きっとジョエルが教えてくれたの。素敵すぎる。
でもジョエルは死んでしまった。。それを思うと、幸せなシーンも悲しいシーンになってしまう。。
ううう…ジョエル…。

The Last of Us® Part II

さらに、エリーがジョエルに、1のラスト、病院で本当は何が起きたのかを問い詰める回想シーンも。
最初の方から、ジョエルとエリーの仲がうまくいっていないという描写は随所にあったけど、なるほど、これですか。これですよね。

エリーは、自分が生きた証を残せたのに、そのチャンスをジョエルが奪ったと責め立てる。
わかるよ。エリー。きっとエリーは、自分だけ免疫があることに後ろめたさをずっと感じているんだよね。何でみんなのために何も出来なかったのかって。なんでなんで?って自分の価値を見出せず、自信も無くし、自分自身を責めてしまっていたんだと思う。だからずっと苦しんでいた。しかもジョエルはエリーにウソをついていた。そりゃ許せん!ともなるわなー。悲しいことだけど。。

つわりで体調の悪いディーナを置いて、エリーは一人あの女(途中でアビーという名前だとわかる)を追います。

一人きりになったエリー。ここからエリーがどんどん無双していきます。そしてどんどん傷ついていきます。。特にこのシーン。ノラというアビーの仲間を見つけ、拷問してアビーの居場所を聞き出そうとするんです。エリーが。

The Last of Us® Part II
The Last of Us® Part II

このシーン、エリーがノラを殴るのは、プレイヤーが指示する形になっています。
つまり自分自身がノラに対して暴力を振るう選択をしなくちゃならない。

エリーに暴力を振るわせたくない。でもやらないとゲームが進まない。
だから、やらせざるを得ない。。そしてエリーは深く深く傷つく。。
もう胸が痛くて痛くて、エリーの体も心も痛々しくて、本当にツライシーンの連続でした。。

傷ついたエリーを優しく包み込んでくれるディーナがいてくれて良かった。ディーナがいなかったら、エリーは壊れてしまっていたかもしれない(二回目)。

それでもアビーに復讐するためエリーは止まれない。
2人を心配したジェシーが合流し、妊娠したディーナをジャクソンに連れ戻すことを前提に、まずはトミー(別行動で少し早くジャクソンを出ていた)を探して、一緒に帰ることに決めます。

でも途中、エリーはアビーを追うことを優先し、ジェシーはトミーを追うことを優先したため、別れて行動することになり、エリーは一人、アビーがいるという水族館に向かいます。

水族館に入るやいなや襲ってきた犬を倒し、奥に進んでいくと、2人の男女が言い争っているのが聞こえます。中に入り、銃を突きつけ、アビーはどこかと問うエリー。

一瞬の隙をついて男(オーウェンというアビーの仲間)がエリーの銃を奪おうとしますが、エリーが反撃してオーウェンに発砲、それを見た女(メルというアビーの仲間)がエリーに襲いかかりますが、エリーが返り討ちに。

が、その時、メルが実は妊娠していたことがわかり、エリーは激しく動揺して、罪の意識に苛まれます。。

もうやめて!エリーをこれ以上苦しめないで。。これでもかというほど、エリーの傷をえぐり、さらに増やしていく展開に、プレイしているこちらも息が詰まるほど。
エリーは、もう自分が何をしているのかわからなくなってしまってたんじゃないかな。。あまりに現実が重すぎて。

そこへトミーとジェシーが現れてエリーを見つけ、一緒に劇場に帰ります。
もう十分報いは受けたと、もうジャクソンへ帰ろうと話をしていたその時、物音がして慌ててロビーに駆け出すと、なんとそこにはアビーが!!

ジェシーは射殺され、トミーも絶体絶命の状況。
とはいえ、アビーが目の前に!よしここからどうにか反撃して、アビーを倒そう!
それですべてを終わらせようエリー!もう傷つかないで!

と思った瞬間、暗転。

一瞬ゲームが落ちたのかな?と思った次の瞬間、画面に現れたのはこのシーン。

The Last of Us® Part II

え?なに?誰?

…アビーだ。。

ウソでしょ、こんなタイミングでアビーを操作したくない。見るのも嫌。
でも操作しないとゲームが進まない。ノラの時と同じようなジレンマ。

何なんだよと憤りつつも、ゲームは進めたいから、仕方なくプレイ再開。
ここで、なぜジョエルがアビーの恨みをかったのかがわかります。。

1の最後、エリーを救うためにジョエルが殺した医者がアビーの父親でした。

なるほど。それは確かに恨むだろうよ。
わかる、わかるけど、でも、相手はジョエルなの。ジョエルなんだよ!と心の中で叫ぶ私。

そもそもさ、なぜジョエルは医者を殺さなければならなかったのか。
それはさ、ファイアフライがエリーの手術を強行しようとしたからだよね。
ジョエルを拘束して邪魔しないようにしようとした。

回顧の中で、医者はエリーのことを宿主といい、もう一人の人間としてみていない。
マリーン(ファイアフライのリーダー)が、ジョエルに話をすると言ったときも、何で話すんだと反対した。その在り方がそもそもの問題だったんじゃないのか。

もし初めから、ちゃんと医者がエリーとジョエルに状況を説明して、エリーに君はどうしたいと聞いていたら、エリーは望んで手術を受けることを選択して、きっとジョエルはエリーの意思を受け止めざるを得なかった。そうしたら、医者は殺されることもなく、ワクチンは出来ていたかもしれない。

でも、医者もマリーンも、エリーには何も告げず、いきなり麻酔にかけて手術しようとした。
そして、ともに旅してきたジョエルを排除しようとした。

この大事な局面で判断を誤ったのは、マリーンと医者の2人だったんじゃないかと思ってしまう。
もちろん、ジョエルとエリーに感情移入しまくってるからこそというのもあるだろうけど。。

確かにジョエルのやったことは酷いけど、人類のためだからと人を人とも思わず犠牲にしようとした医者も相当ひどい。

アビーが父親にもしこれが私でもパパにやってほしいというシーンがあったけど、そういうことなんだよ。アビーの父親はアビーでもやっただろうよ。2人で決める時間をなぜジョエルとエリーに与えなかったのよ!とモヤモヤしてしまった。

でももしそうしてたら、エリーはこの世を去っていただろうから、それはそれで複雑な気持ちになるけれど。。

OKわかった。アビーの理由はわかったよ。
で、エリーとアビーの対決に戻るのかな?と思った矢先に出てきたシーン。

The Last of Us® Part II

え?マジか。。もしかして、アビーでシアトルの3日間をやらなきゃいけないわけ!?

混乱と嫌悪感。

正直、アビーなんてどうでもいい、全く興味ないし、見たくもない。
なのに、操作しないとゲームが進まない。。またもやジレンマからの再開。。何なんだよ、このゲーム。

ここからは、WLFのメンバーとしてWLFのリーダーアイザックからも信頼が厚かったアビーが、エリーと対峙する劇場までの道のりを辿っていくことになります。エリーがジャクソンから劇場でアビーと対峙するまでの道のりを辿ってきたように。。

もうね、最初はほんと嫌悪感しかありません。
まずマニーとメルという仲間と一緒に行動するんですが、全部あの現場にいたやつらなんですよ。
特にマニー。最後にジョエルにツバ吐いたんですよ!!許さんゲージがアビーの次に高いやつなんですよ。

メルは妊婦で、オーウェンというアビーの元恋人の現在の恋人。
アビーとオーウェンは今でも仲が良いので、ちょっと微妙な感じなんですよね。でもね、もうどうでもいいの。そんなの。

てか、メルのお腹だいぶ大きいけど、ストーリーの序盤で、オーウェンがアビーにメルが妊娠したって告げて、アビーが驚くシーンがあるんですが、そこからそんなに日が経ってないよね?

だって、あの後アビーが迷子になってジョエル&トミーに助けられるから。
ジョエルが殺されてから、エリーがアビーを探しに出るまで、どんなに時間が経ってたとしても1ヶ月とかだよね。いきなりもう安定期とかありえる?とか、どうも色々うがった見方をしてしまう。。

唯一の癒しはアリスという犬。
でもでも、そう、エリーが殺しちゃうの。水族館で。起きることがわかってるから、なんだか心が苦しい。。

ジョエルを殺したあと、アビーと仲間たちは日常に戻っていて、WLFという組織の中で、与えられた任務をこなしている。でも、アビーがジョエルに復讐したことにより、ちょっとひずみが出ていることは感じ取れる。当たり前だよ。だってジョエルを殺したんだよ!許さん。とにかく許さん。

そんな中、オーウェンが仲間の一人を殺して行方不明になっていることを知るアビー。
オーウェンを探しに行こうとするも、WLFは敵対組織スカーに一斉攻撃を仕掛けようとしているタイミングで、許可されない。

そこでアビーは、こっそり抜け出しオーウェンに会いに行くことを決める。

正直もうこの辺は、作業。ストーリーを進めなきゃいけないからやってる感じ。
相変わらずアビーは見るのも嫌だし、嫌悪感あるし、いやむしろ無。

でも、アビーがスカーに拘束されてまさに殺されるって時に、逃亡中のスカーの姉弟に助けられたところから急展開。

スカーの掟を破った弟レブとともに逃げていた姉ヤーラは、スカーの仲間に腕をハンマーで砕かれてしまいピンチの状態。アビーは命を救ってくれたこの姉弟と成り行きで行動を共にして、一旦とある場所に逃げ込む。

けれど、アビーは一度はその場を離れ、水族館にいるオーウェンに会うも、どうしても2人が気がかりで舞い戻り、腕のケガが悪化していたヤーラを助けるべく、水族館へ2人を連れて行く。

実はこのオーウェンに会いにいった時に、アビーとオーウェンは浮気するんですよ。
オーウェンは、ちょっといい奴っぽい感じだったのに、浮気かよ。
いやもう最低ですよ。メルがいるのに。妊娠中なのに。

まぁ、オーウェンは元々ずっとアビーが好きだったけど、おそらくアビーがオーウェンよりジョエルへの復讐を選んだ結果が今だと思うから、わからないでもないけど、けど、最低。ちょっと気を許すと、こういうのをぶっこんでくるから、ほんと嫌悪感の塊、アビー編。。

で、2人を連れて戻ってきたら、メルがいて、気づいたメルにど正論を浴びせられて泣いたりするんですよ、アビーが。ちょっと悲劇のヒロイン的な空気感で。いやいやいやいやいや、メルが正しいやろ。

アビーへの嫌悪感がさらに爆上がり。
でも、でも、ここから、ヤーラの手術のために、レブと一緒に手術道具を取りに行ったり、お母さんに会うためにスカーの住む島にレブが行ってしまった時は、ヤーラと一緒にレブを助けに行ったり、ヤーラが殺されてしまってからは、WLFと敵対してでもレブと行動をともにして、レブを守ったりするんですよ。。レブがアビーの全てみたいに。。

The Last of Us® Part II
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そう、まさに、1でのジョエルとエリーみたいに。。

こうなってくると、あんなに嫌悪感のあったアビーの優しさとかが見えてきちゃって、言葉では表現できないような複雑な気持ちになりながらプレイしていくことに。。

しかも、アビー編、エリー編の時に起きていたことの伏線回収みたいな要素もあり、エリーがあそこでこうしてた時に、アビーはここでこうしていたのか!、あそこのセリフはここと繋がるのか!というのが盛りだくさんで、ゲームとして面白くなってきちゃう。

前はアビー許さんだったのが、レブ行くよ!みたいな感じになっちゃって。。
レブと一緒にスカーの島から脱出して水族館に戻った時は、アビー駄目、中に入らないでって、心の底から思ってしまった。。

だって、エリーがアリスも、メルも、そしてオーウェンももう殺してしまっているのがわかってるから。。アビーがそれを見て悲しみと怒りに駆られることがわかってるから。。

アビーにとって、ジョエルに復讐をしたことは念願だったのかもしれない。
でも結果、仲間を全て失った。。オーウェンも、マニーも、メルも、アリスも、リアも、ジョーダンも。あの時、あの場にいた仲間全部。

なんだったんだろうね、アビーの5年間。ジョエルに復讐することだけを思って生きてきた年月。
いざ復讐を果たしたら、一緒に支えてくれた仲間を全部失うって。。復讐してよかったと思えるのかな、アビーは。

でもエリーとトミーにとっては、ジョエルを殺された復讐なだけ。

復讐の連鎖。

これはほんと止められない。。誰かにとっては殺したいほど憎い人でも、それは別の誰かにとっては大切な人で。。

あの時、なんでジョエルとアビーは出会ってしまったんだろうね。
1のデヴィッドと一緒で、運命なのかな。。運命ってなんなんだろう。ほんの少し時間や場所がズレていたら違う未来があったのに。

そしてあの劇場での対峙へ。

The Last of Us® Part II

どっちを操作することになるのかと思ったら、アビーだった。。
嫌だ、エリーと戦いたくない。どうしよう。だってあのエリーだよ。無理。

だけど、そうです、やっつけないとストーリーが進まない。。ここでまたジレンマからの再開。笑

そしてエリーはボコボコにされてしまい、ディーナが殺されそうになった瞬間、レブの叫びが、レブの存在がアビーから殺意を奪い、2人を殺さずに立ち去るアビー。

ああ、アビーは、大切なものを手に入れたんだな。ありがとうレブ。
そして、エリー、死なないでくれて良かった。本当にありがとう。

月日は流れて、エリーはディーナとディーナの子どもJJと、農場で3人で幸せそうに暮らしています。
良かったエリー!幸せになったんだね!

The Last of Us® Part II

と思ったのもつかの間、ふとした瞬間にジョエルが殺される瞬間を思い出すエリー。
エリー…いいんだよ、幸せになっていいんだよ!
むしろジョエルなら、復讐よりも、エリーが幸せでいてほしいと願うよ。だから…

幸せな日々の中に潜んでいるおそらく後悔・罪悪感。
ずっとこのフラッシュバックに悩まされてきたんだろうな。。

そんな時、トミーがアビーの居場所を突き止めて、エリーの元にやってきます。
トミーは生きていたけど、体が不自由になっていました。自分は行けないからエリー行ってくれ、と。

The Last of Us® Part II
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トミー!!やめてあげて。もう十分だよ。エリーは十分すぎるほど戦った。そして傷ついた。
もうこれ以上エリーを苦しめないで!

ディーナはもちろん大反対。生きているか死んでいるかもわからないのに待ってろというのかと。
私は一緒には行けないと。

でもエリーは、再び戦うことを選ぶ。
食欲ないし、眠れない、、このフラッシュバックを止めるには、カタをつけなくちゃいけないんだと思ったんだと思う。そうしなくちゃいけないんだと言い聞かせているようにも感じた。

そしてアビーがいるというサンタバーバラへ。
途中、ラトラーズ(新たな武装集団)の罠に引っかかって、エリーがお腹に大けがを負った時、ちょっと待って、エリーが死ぬフラグとかやめてと、心底思った。

これまで散々エリーを傷つけてきた制作陣だから、まさか最後に死ぬんじゃないかと、本当にハラハラして、進めるのが怖かった。

アビーはレブとともにラトラーズに捕らえられていて、海辺で磔の刑にあっていて、そのまま放置していれば死んでしまう状況。そんなアビーのロープをエリーは切って解放し、最後の戦いを挑む。

戦いの最中、アビーはエリーの左手の薬指と小指を噛みちぎる。
どうしてこんな酷いことを思いつくんだろうな、制作陣は。ほんと腹が立つ。なんかもうアビーへの怒りはなくて、制作陣への怒りが湧いてきてしょうがない。

最後、エリーはアビーを殺せるところまできたけど、途中でやめて解放する。

「もう行って。あの子と一緒に。」

2人を乗せて去っていくボートと、エリーの悲しい後ろ姿。

The Last of Us® Part II

もうほんと胸が締め付けられて苦しくて、でも良かった。アビーを殺さなくて。戦意をなくしてたアビーを殺してしまったら、きっとエリーは自分を許せなくなってしまったと思う。でも、エリーの心はこれで本当に救われたんだろうか。。

そしてもしかしたら、これでエリーは死んでしまうんじゃないかと思ったけど、

生きてた。エリー生きてた。

ディーナとJJと一緒に暮らした農場に戻ったエリー。
中を開けると、すでにディーナとJJは出て行ったあとで、でも、エリーの部屋だけはそのまま(ディーナの絵だけなくなってた。。)で。。

置いてあったジョエルの形見のギターを手に取り弾こうとするけど、指がなくて弾けないエリー。
そしてギターをそっと窓際に立てかけて、一人農場を後にしてEND。。

いやもうさ、わかってる、わかってるけど、ここでディーナが待ってくれてたらさ!!
ディーナがいてくれたらさ!少しは救われたのに。。

なんでここまでエリーを苦しめるんだよ!制作陣!

ジョエルをなくし、ディーナを失い、そしてジョエルとの思い出でもあるギターを弾けなくなって、たった一人で旅立つって。。最後の日記を読むと、もしかしたらエリー一人で死んでしまうんじゃないかとも思う。。

だって、1で、サムにこう言ってるんだよ!!
制作陣、絶対忘れてないよね!

The Last of Us® Remastered
The Last of Us® Remastered

なのにあえてこの結末。もうほんとやるせない。毎日毎日エリーのことを考えてしまうよ。エリーが幸せになる道はないのかと。たとえジャクソンに戻ったとして、おそらくディーナはそこにいるだろうけど、エリーを受け入れてくれるのかな。。受け入れられなかったとしたら、エリーはどうなってしまうのかな?結果がわからないからモヤモヤがとまらない。。

でもね、エリーはジョエルと仲違いしたままじゃなかった。ちゃんと伝える。これをエリーはちゃんとしてた。ジョエルとエリーが最後に交わした会話。

「ジョエルがしたことは一生許せないと思う。でも、許したいとは思ってる。」

The Last of Us® Part II
The Last of Us® Part II

これがジョエルに言えててエリー本当に良かった。
ケンカしたまま、エリーの思いをジョエルに伝えられないままにジョエルが死んでしまったんだとしたらと考えると、めまいが。。だからほんと良かった。それだけが救い。

あ!レブを必死に守ろうとするアビーにジョエルを重ねて、アビーを許すことでジョエルを許して、そして生き延びてしまったことで罪悪感を抱いていたであろう自分も許して、救われたのかもしれない。エリーは。きっとそうだ!そうに違いない。

最後の方は制作陣に腹が立って腹が立って仕方なかったけど、でも、ゲームでこんなに心を揺さぶられるとは思わなかった。そしてこんなにもゲームで泣くとは。今はただただこのゲームを作ってくれたことに感謝の気持ち。ありがとう。

The Last Of Us II(ラストオブアス2)のゲームシステム

ゲームシステムは、1とほぼ同じで、さらにできることが増えました。

・匍匐(ほふく)ができる
・ダッシュジャンプができる
・攻撃の回避ができる

ほふくやダッシュジャンプが出来るようになったことで、行ける場所や隠れられる場所が増え、幅が広がりました。

また、攻撃の回避ができるようになったので、バレてしまった時でも、ダメージを受けずになんとか逃げたりやっつけたりができるようになりました。

私は、全然回避できませんでしたが。。笑。

基本のシステム

プレイヤーがやれることは大きく分けて3つあります。

・プレイヤーを強化する
・武器を強化する
・攻撃補助の物質を作成する

それぞれ簡単に説明します。

プレイヤーを強化する

道中でサプリを入手して、必要数に達すると、該当のスキルを強化できます。

強化できるのは、体力の増加、聞き耳の範囲、爆弾等の工作や効果拡大、体力回復の速度など。
エリーとアビーで強化できるスキルが変わります。

The Last of Us® Part II
The Last of Us® Part II

私は、とにかく体力と聞き耳の強化を優先しました。爆弾等はそもそもあまり上手に使えず…笑

武器を強化する

プレイヤーの強化と同様、道中で部品を入手することで、各武器を強化することができます。
武器も、エリーとアビーで使える武器が異なります。

強化できるのは、リロード速度をあげたり、安定性や弾数を増やしたりなど。

The Last of Us® Part II

攻撃補助の物質を作成する

ストーリーを進めていくと、治療キット、火炎瓶や爆弾、サイレンサーなどが使えるようになります。
ハサミやアルコール、火薬、布などの素材を道中で入手することで、この攻撃補助系の物質を作ることができます。

こちらもエリーとアビーで作れるものが少し異なります。

The Last of Us® Part II
The Last of Us® Part II

治療キット、ナイフ、サイレンサーと火炎瓶ばっかり使ってたなぁ。
本当はもっと色々駆使してスマートに敵を倒していきたいけど、全然無理でした。笑

攻撃方法について

敵を攻撃する方法は主に3つ。

・武器を使う
・ステルス(敵にバレないように近づいて後ろからやっつける)
・ぶん殴る

攻撃方法は前作とほぼ同じです。が、エリーは肉弾戦は弱々なので、基本的には武器かステルスで攻撃することになります。アビーはジョエルよりなので、肉弾戦でも、わりとごり押ししても大丈夫でした。

聞き耳で敵の位置を確認して、敵にバレないように弓やサイレンサー等の音の出ない武器で攻撃か、後ろから忍び寄ってステルスで数を減らしていく感じになるのですが、今回初登場の犬がとにかく厄介でした。。

犬はニオイをたどってくるので、隠れていても気づかれてバレるという…
さらに、なぜか人や感染者を攻撃するのは躊躇しないけれど、犬だとどうにも抵抗があるという謎心理が発動。笑。

その他のシステムについて

他、以下のような特徴があります。

・体力は自動で回復しない(治療キットが必要)
・弾数には限りがあるため、補給が必要(道中で見つける)

難易度に応じて、素材の入手量が変わります。
私のプレイしたVERY EASYは、資源が足りなくて困ってしまうことは、あまりなく進められました。といっても、私は基本ステルス&弓使用で、火炎瓶すらあまり使わなかったので、コンスタントに使っていたら、足りなくなってハラハラしたかもしれません。

The Last Of Us II(ラストオブアス2)の難易度は?

難易度は、VERY EASY・EASY・NORMAL・HARD・SURVIVOR・GROUNDの6種類。
ゲーム全体の難易度だけでなく、プレイヤーの強さ・敵の強さ等、それぞれ各難易度を決められるため、ご自身でお好みの難易度に変更が可能です。

The Last of Us® Part II

私がプレイしたのは、もちろんVERY EASYですので、VERY EASYでの体感になります。

前作をプレイした経験からか、以前のように訳も分からず死んでしまうことはなくなりました。(かなりの進歩!)

が、

自分が操作するのもエリーとアビーと異なるタイプなのに加え、敵の攻撃パターンも、色々(銃でゴリゴリ、弓や斧のステルスタイプなど)あり、ボス的な敵も複数登場するなど、前作に比べて、だいぶ難しくなっていると感じました。

特に、アビー編に登場したボス「ラットキング」。

The Last of Us® Part II

もう強すぎて、爆弾6個ぶつけても倒せず、これは一生倒せないんじゃないかと、諦める寸前まで行きました。涙。

そしてなんとか進んで、やった!!倒した!!と思ったら分裂した時は、軽いめまいを覚えました。。
本当に辛かった。

ボス戦はなかなか難しいですが、全体的には敵は同じ動きをしてくれることが多いので、何度死んだとしても、なんとか攻撃計画を立てて、クリアすることができました。
死んでしまってもすぐに復活するので、ノンストレスでした。笑

いやでもほんと「ラットキング」の絶望よ…
今思い出しても二週目ができる気がしない。もう一度倒せるとは思えない…笑。

とはいえ、VERY EASYであれば、初心者でも、「ラットキング」をなんとか乗り越えられれば(笑)、他は、問題なくクリアできると思います!

The Last Of Us II(ラストオブアス2)まとめ

ゲームをやっていてこんなにも心が揺さぶられるとは!
進めたくないけど進めたい、相反する気持ちや葛藤、心情の変化など、これはきっと映画ではなく、自分で操作するゲームだからこそ、より深く感じられたんだと思います。

このゲームに出会えてよかった。このゲームをキッカケに、趣味はゲームと声高に話している最近。
今では、ゲーム実況も見だして、どっぷりゲームに浸っています。

個人的評価:9.5(9.5/10)
GameWith:ゲーマー向け評価 10 / カジュアル向け評価 10
Metacritic:93/100

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